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小児期の歯ならび矯正(アゴの大きさ不足による)

最近の小・中学生や20代の方の歯の状態を見ますと、虫歯は少なくなっているのですが歯がきれいに並んでいません。その最大の原因はアゴの大きさです。離乳の時期から、小学校を卒業する頃までに、アゴの骨の成長が進みます。現代は食生活の急激な変化(軟らかい食べ物)によりアゴの成長が十分でなく、小さくて幅の狭い場合がとても多いです。アゴの成長が十分でないと舌がうまく収まらず、のどの方に落ち込みます。舌が落ち込むと呼吸がしづらくなりますので、いびきをかいたり、口で呼吸をしたり、喘息を起こしやすくなったりします。また、アトピー性皮膚炎の原因の一つと考えられています。
歯ならびを揃えるためにアゴの成長を手助けする治療方法があります。5歳くらいから11歳くらいまでの時期に行います。
小児期に顎の大きさを広げることにより、歯並びが改善されるのはもちろん、鼻腔が広がり呼吸がしやすくなります。そのため、アレルギー性鼻炎、小児喘息、アトピー性皮膚炎等の症状が改善されます。子供の時期であれば、矯正装置に対する慣れも早く、矯正力による痛みも少なくすみます。
成人矯正の場合は、顎の大きさを広げる事はできないので、永久歯を抜歯して顎の大きさに合わせて並べます。歯の位置は顎の大きさと唇や頬の筋肉、舌の力の中間的な位置で安定しようとするので、後戻りの可能性が高くなります。

アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎が軽減されます

成長期(5歳~12歳くらい)に上顎を矯正装置により拡大することにより、鼻腔が開き、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、小児喘息の症状が改善されます。

お子さんのアトピー性皮膚炎、原因がわからず諦めていませんか。また、遺伝だと決め付けていませんか。アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎のお子さんの口の中を見ると、たいてい顎幅がせまく、V字型の細い顎の場合が多いです。上顎を矯正装置により大きく広げることにより、骨格が広がり、鼻腔が拡大されます。そのため、呼吸が楽になります。鼻呼吸が十分にできるようになると、睡眠が深くよく眠れるようになります。良質な睡眠は体の免疫力を高め、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎の改善につながります。

口で呼吸をしている子供さんが多く見られます。
顎幅が小さく、鼻腔が狭いことが原因で口を少しあけて口呼吸をする子供が増えています。その理由は、鼻で息をすると苦しいので、やむを得ず口で呼吸をしています。口を閉じなさいと言っても、鼻で息をしていると苦しくなってくるので、口で息をせざるを得ない状況です。子供さんは苦しさから逃れるために、自然と口で呼吸するようになっています。ぜひ、この息苦しい状況から解放させてあげてください。息のとおりが悪いため、顎を少し前にだして、やや顔を上向きにしていないと苦しくなります。そのため、机の前に座って本をゆっくり読んだり、勉強しようと思っても、上を向いていないと苦しいので、どうしても集中できません。また、落ち着いて勉強に取り組むことが難しくなってしまいます。上顎を拡大し、鼻腔を広げると下を向いても苦しくなくなりますので、机の前に座って本を読んだり、集中して勉強することが以前より楽になります。

顎が小さくて(狭くて)、スポーツでも勉強でも本来の実力を発揮できていない子供さんが多く、とても残念に思います。ぜひ、子供さんの本来の力が発揮できるよう、顎が狭くないか、呼吸のとおりが悪くないか、ご相談をお待ちしております。

*顎幅が十分に広く、鼻腔の広がりの十分な場合は、この治療の対象にはなりません。*